オスプレイ10月運用堅持 日米防衛相会談 

3日、会談後に共同記者会見するパネッタ米国防長官(左)と森本防衛相=ワシントン郊外の国防総省(ロイター=共同)

 【ワシントン共同】森本防衛相は日本時間4日未明、パネッタ米国防長官とワシントン郊外の国防総省で会談した。安全性への懸念が広がるオスプレイの沖縄配備に関し、長官は会談後の共同記者会見で「安全性に強い自信を持っている」と述べ、10月から本格運用する計画を堅持する方針を表明した。両氏は日本各地で実施予定の低空飛行訓練に際し住民の安全配慮で協力することでも合意。ただ日本国内の懸念を拭う見通しは立っていない。

 長官はまた、東アジアの安全保障環境の変化を踏まえ、97年に改定した日米防衛協力指針の再改定を視野に議論していくことが重要と提案し、森本氏も同意した。


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