2012年8月10日 20:14 | 無料公開
東京証券取引所などに上場している地方銀行84行(持ち株会社含む)の2012年4~6月期決算が10日、出そろった。株価下落による保有株式の減損処理が響いて39行の純利益が前年同期比で減少し、札幌北洋ホールディングス(札幌市)と四国銀行(高知市)の2行は純損益が赤字に転落した。 野村証券の集計では、84行を合計した純利益は約4%増え、約2100億円。静岡銀行は、連結子会社の完全子会社化などに伴って128億円の特別利益を計上しており、これを引くと利益合計も減益となる。 増益となったのは40行だった。企業倒産減少で不良債権処理費用が抑えられたことなどが理由。