2012年8月23日 12:48 | 無料公開

特殊な光ファイバーを使って、効率よく放射線量を測定できる装置を池に沈める日本原子力研究開発機構の職員=23日午前、福島市の福島大
日本原子力研究開発機構と福島大は23日、特殊な光ファイバーを使って効率よく放射線量を測定できる装置を、福島市の同大の調整池に沈め、水中の測定試験を実施した。
東京電力福島第1原発事故による放射性物質について、川や湖、海の底での分布状況の調査は遅れている。実用化できれば、放射性物質が水中をどう移動するかや、局所的に線量の高いホットスポットの把握につながると期待される。
この日は、放射線に反応して光るプラスチックを軸とした光ファイバーを束ねた長さ12メートルのケーブルをゴムボートから水底に沈めて「線」状に線量を計測。