故宮展、14年日本開催で合意 被災地は16年以降検討 

 【台北共同】台北の故宮博物院は23日、同博物院の美術品の日本展について、東京で2014年6~9月、福岡県太宰府市で同10~11月に開催することで日本側と合意したと発表した。日本側が希望する仙台など東日本大震災被災地での開催は、16年以降に小規模の展覧会を開くことを検討するとしている。

 中国の歴代王朝の文物など約69万点を収蔵する故宮博物院は「世界五大博物館の一つ」(同博物院)とされる。海外展覧会はアジアでは初。

 発表によると、今月21日に日本側代表として故宮博物院を訪れた東京国立博物館の銭谷真美館長が、正式に日本での開催申請を出し、日程を決めた。


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