橿原考古学研博物館が再開、奈良 発掘出土品、3700点

再開した奈良県立橿原考古学研究所付属博物館=3日午前、奈良県橿原市

 奈良県立橿原考古学研究所付属博物館(奈良県橿原市)が3日、リニューアルオープンした。発掘の出土品など旧石器時代から室町時代までの資料約3700点を展示する。2018年12月から設備改修のため休館していた。展示品を入れ替え、免震装置も導入し、総事業費は約13億円。

 この日は式典が開かれ、再開に合わせて制作されたピアノ三重奏の曲「瑞山の風〜たまゆら」の生演奏もあった。元文化庁長官で橿原考古学研究所の青柳正規所長は「農耕から律令制度まで日本の『くに』が成長するスピードを感じられる展示だ」と話した。

 午前10時のオープン前から数十人が並んだ。


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