無免許都議の議員継続に反発 委員会空転、混乱続く

委員長(左)と面会し、委員会が流会したことを伝えられる木下富美子東京都議=9日午後11時20分ごろ、都議会

 東京都議会は9日、木下富美子都議が無免許運転による人身事故や議会の長期欠席で2度の辞職勧告決議を受けながら議員活動継続の意向を示したことに他会派が反発を強め、午後1時から予定されていた木下氏所属の委員会は開会の見通しが立たず空転した。

 委員会に先立つ理事会では、木下氏が着席しているのを確認した複数会派のメンバーが「参加を認めれば議員として認めることになる」として退席。

 9日夕になっても木下氏や各会派から事態の打開を図る動きは見られず、10日午前0時で委員会は自動的に流会。ある都議は、木下氏の辞職と審議正常化のどちらが先になるかの「我慢比べだ」と説明した。


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