芥川賞作家の西村賢太さん死去 「苦役列車」「暗渠の宿」

芥川賞に決まり笑顔の西村賢太さん=2011年1月、東京・丸の内の東京会館

 「苦役列車」「小銭をかぞえる」などの破滅型の私小説で知られる芥川賞作家の西村賢太(にしむら・けんた)さんが5日午前6時32分、東京都北区の病院で死去した。54歳。東京都出身。

 中学卒業後、アルバイトで生計を立てながら小説を執筆。同人誌に発表した作品が2004年に文芸誌「文学界」に転載され、07年に「暗渠の宿」で野間文芸新人賞、11年に「苦役列車」で芥川賞を受けた。受賞決定後の記者会見での型破りな発言が注目され、同作はベストセラーに。映画化もされた。

 関係者によると、4日夜、タクシー乗車中に意識を失って病院に搬送されていた。


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