iPS角膜移植、安全確認 阪大、来年にも治験実施へ

iPS細胞から作ったシート状の角膜組織(西田幸二・大阪大教授提供)

 大阪大の西田幸二教授(眼科学)らのチームは4日、iPS細胞から作製したシート状の角膜組織をほぼ目が見えない患者4人に移植する世界初の臨床研究が完了し、拒絶反応やがん化といった問題は起こらず、安全性を確認したと発表した。全員症状が改善し、うち3人は矯正視力が向上。0・15から0・7まで改善した人もいた。

 3〜4年後の実用化を目指し、次のステップとなる治験を2023年にも実施する。

 チームは、他人のiPS細胞から角膜の細胞を作り、培養して厚さ0・05ミリ程度のシート状に加工。「角膜上皮幹細胞疲弊症」を発症した30〜70代の男女4人に移植した。


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