2023年10月27日 17:32 | 無料公開

熱中症とみられる人を搬送する救急車=6月、福岡県
総務省消防庁は27日、今年5〜9月に熱中症で救急搬送されたのは全国で9万1467人だったとの確定値を発表した。2018年の9万5137人に続いて過去2番目の多さだった。搬送後に死亡が確認されたのは107人で、搬送者全体の54・9%を65歳以上の高齢者が占めた。
今年は5月中旬から各地で真夏日を記録し、気象庁によると7〜9月の平均気温は3カ月連続で過去最高を更新。搬送者数も高止まりし、月別では5〜7月と9月が過去2番目、8月も過去3番目に多かった。
3週間以上の入院を必要とする重症は1889人で、短期入院の必要な中等症は2万7545人。発生場所は「住居」が39・9%で最多だった。