フジ社長「40〜50代登用」 取締役の若返りに意欲

東京・台場のフジテレビ

 フジテレビの清水賢治社長は21日、元タレント中居正広氏と女性とのトラブルに端を発した一連の問題を受けた経営刷新を巡り「個人的には取締役は40〜50代が向いているのではないかと思う。そういう人材を登用できれば」と述べた。現在のフジの取締役は60〜80代が中心で、若返りに向けた意欲を示した。

 フジの経営陣を巡っては、3月末に予定される第三者委員会の調査結果を受け体制を見直す方針で、取締役相談役を務める日枝久氏の進退にも注目が集まっている。

 清水社長は「(40〜50代の方が)将来に向けた施策を打ち出すバイタリティーがある」と指摘。女性の登用も含め「多様性が非常に重要で、いろんな考えを持つ人間がいる組織の方が強い。できる限りそういうふうにした方がいい」と述べた。


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