難病やがんの患者団体「不十分」 首相見直し表明に反発

記者の質問に答える「日本難病・疾病団体協議会」の辻邦夫常務理事(左から2人目)=28日午後、国会

 石破茂首相が高額療養費制度の負担上限額を引き上げる政府方針の一部を見直す意向を表明した28日、難病やがんなどの患者団体は報道陣の取材に応じ「不十分だ」と反発の声を上げた。今年8月からの引き上げは予定通り実施される見通しのため「いったん立ち止まるべきだ」とした。

 日本難病・疾病団体協議会の大坪恵太事務局長は、引き上げによって治療を諦めざるを得ない人が出るとして「命に関わる」と訴えた。

 同協議会の辻邦夫常務理事は、当初の引き上げ方針は政府が患者の意見を聴取せずに決定したことなどを問題視し「プロセスに不備があったまま(今年8月に)実行されてしまうのはおかしい」と批判した。


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