2025年3月2日 22:01 | 無料公開
福井県小浜市で行われた「お水送り」で、竹筒から「お香水」を遠敷川に注ぐ住職(中央)=2日夜
福井県小浜市で2日夜、若狭地方の清水を東大寺二月堂の行事「お水取り」へ届ける神事「お水送り」が行われた。水は地下を通り、10日かけて東大寺の「若狭井」に湧き出るとされ、春の訪れを告げる伝統行事となっている。
時折雨が降る中、小浜市の神宮寺では大護摩がたかれ、炎を移されたたいまつを持った白装束の僧侶や参拝客らが遠敷川沿いを歩いてゆっくり移動。約2キロ先の「鵜の瀬」に到着後、住職が祝詞を読み上げ、竹筒から「お香水」を川に注いだ。
お水送りは東大寺二月堂が建立された際、全国の神々が招かれた「修二会」に、若狭の遠敷明神だけが漁に夢中になって遅刻し、おわびに清水を送ると約束したとの故事に由来している。








