ドイツ、財政規律緩和で国防増強 連立協議の与野党合意

 【ベルリン共同】ドイツで連立政権樹立に向けた協議を続ける最大野党の保守、キリスト教民主・社会同盟(CDU・CSU)とショルツ首相の中道左派、社会民主党(SPD)は4日、国防増強に向け財政規律を緩和する基本法(憲法)改正案を来週にも連邦議会(下院)に提出することで合意したと発表した。

 2月の総選挙で国防費増額に反対する右派、ドイツのための選択肢(AfD)と左派党が合わせて3分の1の議席を獲得。基本法改正には3分の2以上の賛成が必要になるため、CDU・CSUとSPDは総選挙を受けた新議会が3月下旬に開かれる前に改正案を提出し、可決させたい考え。

 財政規律を重視するドイツは基本法で財政赤字を国内総生産(GDP)の0・35%までに抑える「債務ブレーキ」を定めており、改正案はGDPの1%を超える国防費を債務ブレーキの対象外とする。両党は、インフラ整備のために10年間で5千億ユーロ(約79兆円)の特別基金新設も目指す。


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