ドイツ、保守と社民が連立交渉 4月中旬までに政権発足へ

 【ベルリン共同】2月のドイツ連邦議会(下院)選挙で第1党になった保守、キリスト教民主・社会同盟(CDU・CSU)は13日、第3党のショルツ首相の中道左派、社会民主党(SPD)と連立政権樹立に向けた正式交渉を始めた。次期首相就任が確実視されるCDUのメルツ党首は4月中旬までの政権発足を目指している。

 欧州とトランプ米政権との間で安全保障や関税を巡る溝が深まる中、昨年11月のショルツ政権崩壊から続く政治空白の解消が急務となっている。

 2党は既に財政出動や不法移民抑制、防衛増強などに関し大筋で一致。今後の交渉で各政策の詳細を協議し、合意を図る。交渉にはショルツ氏は加わらず、新政権にも入閣しないとみられる。

 一方、2党は国防費増額やインフラ投資に向け、財政規律を緩和する基本法(憲法)改正を目指しているが、環境保護派、緑の党が反対を表明。緑の党の賛成がなければ改正は難しく、政策の調整が難航する可能性もある。

 総選挙では反移民で「極右」と称されるドイツのための選択肢(AfD)が第2党に躍進した。


  • Xでポストする
  • LINEで送る