政府、米国産大豆の輸入拡大検討 トウモロコシも

大豆・トウモロコシの輸入実績

 政府が対米関税交渉を巡り、米国産の大豆やトウモロコシの輸入拡大案の提案を検討していることが25日分かった。米中貿易摩擦で米国から中国への穀物輸出が落ち込んでおり、日本がその分を引き受けることで自動車などの追加関税の除外につなげたい思惑がある。自民党の森山裕幹事長もこうした方針を容認した。米ワシントンで24日(日本時間25日)に実施した日米財務相会談では、米側が円安ドル高の是正に向けた水準目標に言及せず、日本が懸念した厳しい要求は回避した。

 日本にとって米国は大豆、トウモロコシとも最大の輸入相手国。農林水産省の関係者は、日米が輸入増で合意した場合には「(2位の)ブラジルからの輸入分を米国に振り向けるよう、農業団体に協力を求めることになるだろう」との見方を示した。

 森山氏は25日、トウモロコシについて「米国からの輸入が増えることは別に問題ない」と語った。大豆も「(米国に)協力できる」と指摘。政府は、トウモロコシの調達増加分を飼料やバイオエタノールなどの燃料に活用することを想定している。


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