欧州、12日停戦開始要求 ロシアの対応焦点に

10日、ウクライナの首都キーウで首脳会合を開き、共同記者会見する(左から)ドイツのメルツ首相、フランスのマクロン大統領、ゼレンスキー大統領、英国のスターマー首相、ポーランドのトゥスク首相(共同)

 【キーウ共同】ウクライナのゼレンスキー大統領は10日、英仏独ポーランドの欧州4カ国とキーウで首脳会合を開いた。5カ国首脳はトランプ米大統領とも電話会談。米提案の「30日間の無条件停戦」を12日から開始することで合意、ロシアにも履行を求めた。ロシアが応じない場合は、大規模制裁とウクライナへの軍事支援を実施すると警告した。

 ただロシアは難色を示す恐れが強く、停戦実現の可能性は不透明だ。

 4カ国首脳が同時にキーウを訪問するのは初めて。ドイツのメルツ首相は6日の就任後初訪問となる。中国やブラジルの首脳が9日の対ドイツ戦勝80年の記念日に合わせてロシアを訪問したことを念頭に、欧米が結束し、ロシアと友好国に対抗する姿勢を示す狙い。

 30日間の無条件停戦を巡っては、ウクライナが3月に受諾を表明したものの、ロシアが停戦には条件が付くとして受け入れを拒否。トランプ大統領は8日にゼレンスキー氏と電話会談し、受け入れる意思を再確認した。ロシアが順守しなければ欧州と共に追加制裁を科すと警告している。


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