大宅賞に西崎伸彦さん 「バブル兄弟」

 日本文学振興会は15日、第56回大宅壮一ノンフィクション賞が西崎伸彦さんの「バブル兄弟 “五輪を喰った兄”高橋治之と“長銀を潰した弟”高橋治則」(文芸春秋)に決まったと発表した。賞金は100万円。贈呈式は6月下旬、東京都内で開かれる。

 受賞作は、スポーツビジネス界の第一人者だった兄と、バブル期を象徴する実業家だった弟の栄光と挫折を追った。西崎さんは「取材は複雑な人脈から細い糸を手繰り寄せていくような作業でした。協力していただいた全ての方に感謝いたします」とコメントした。


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