日韓、国交60年で入国審査短縮 計4空港、専用レーンを6月設置

 日韓両政府は両国の観光客らの入国審査にかかる時間を短縮するため、日韓の計4空港で専用レーンを6月に設置する。日韓国交正常化60周年の節目に合わせ、1カ月導入する。インバウンド(訪日客)が増加する中、日本政府は業務の円滑化を図る。複数の政府関係者が16日明らかにした。

 専用レーンでの入国審査は、利用客が多い羽田空港と福岡空港、ソウルの金浦空港と釜山の金海空港で行う。相手国を訪れた直近の実績があるなど一定の条件を満たす観光客らが、事前に手続きすれば利用できる。

 両国は1965年6月22日に国交正常化を定めた日韓基本条約に調印。近年は互いに人気の旅行先となっている。


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