2025年5月29日 17:13 | 無料公開
石破茂首相は29日、東京都内で開かれた会合で講演し、今年戦後80年の節目を迎えるに当たり、先の大戦を学び検証する必要性に言及した。「苦しみのつらい記憶と歴史の教訓は、積極的に学習していかなければならない」と述べた。
昨年10月の首相就任以来、東南アジア各国を歴訪したことに触れ「戦後の歴史を振り返る機会になった」と説明。「各国の歴史や文化を謙虚に学びたい。単に経済的な関係を深めるのみならず、本当の信頼を得なければならない」と主張した。
首相は戦後80年に際し、閣議決定による「首相談話」の策定は見送る意向を固めている。代わりに大戦の検証に向けた調整を進めている。