首相、ラオスと関係強化で一致 トンルン国家主席と会談

会談前、ラオスのトンルン国家主席(左)と握手する石破首相=29日午前、首相官邸 

 石破茂首相は29日、ラオスのトンルン国家主席と官邸で会談し、外交関係樹立70周年の節目を迎えた両国の関係を強化していく方針で一致した。経済交流の促進や安全保障協力の深化を確認。首相は「法の支配に基づく自由で開かれたインド太平洋の実現に向け、関係を一層重視したい」と訴えた。

 首相は、メコン川流域の災害対策に協力する意向を表明。トンルン氏は、天皇、皇后両陛下の長女愛子さまによる11月のラオス公式訪問に触れ「歓迎できることに感謝したい」と述べた。

 これに先立ち、首相はタンザニアのマジャリワ首相と会談。8月に横浜市で開催するアフリカ開発会議(TICAD)に向けた協力を求めた。


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