首相、参院選で「明快な発信」 衆院落選組と党本部で面会

 石破茂首相(自民党総裁)は29日、昨年の衆院選で落選した約20人と党本部で面会した。夏の参院選を巡り、コメ価格の引き下げや物価高対策などを挙げて「自民党が何をやろうとしているのか、端的で分かりやすい明快な発信を心がけたい。クリアに打ち出す」と述べた。

 出席者によると、首相は、国民感覚を肌で実感するため「党執行部が率先して街頭演説を実施するようにしたい」と説明。コメ価格高騰問題に関し「東北地方でも東京でも説明できる政策を打ち出してほしいと党に指示している」と語った。

 会合には、派閥裏金事件を受け衆院選で非公認となった旧安倍派の小田原潔、細田健一両氏のほか、橋本岳氏らが参加した。


  • Xでポストする
  • LINEで送る