太陽光パネル、再利用法案提出を 自民調査会長ら、首相に要望

 自民党の環境・温暖化対策調査会の井上信治調査会長らは5日、石破茂首相と官邸で面会し、使用済み太陽光パネルのリサイクルを義務化する法案を秋の臨時国会に提出するよう求める決議を渡した。政府は今国会への法案提出を目指していたが費用負担を巡る法的な整理が間に合わず、見送る方向になっている。

 寿命が切れる太陽光パネルの廃棄は2030年代後半以降に急増する見通し。井上氏は記者団に「有害なものもあるので、リサイクル制度をつくらないといけないと伝えた」と話した。浅尾慶一郎環境相にも提出した。

 決議は他に、金属スクラップを不適切に保管している「ヤード」に対する規制強化も求めた。


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