「外国人の土地所有把握を」 自民特命委、首相に提言

自民党の小野寺政調会長(左)らから、外国人との共生社会に関する党特命委員会の提言を受け取る石破首相=5日午後、首相官邸

 石破茂首相は5日、自民党の小野寺五典政調会長と官邸で面会し、外国人との共生社会に関する党特命委員会の提言を受け取った。提言は、外国人の土地所有の実態把握やデータベース整備の必要性を強調。観光客増加に伴うオーバーツーリズム(観光公害)の抑制や、政府の司令塔体制の構築も提起した。首相は「社会の仕組みづくりが極めて大事だ」と述べた。

 自民は提言の内容を夏の参院選公約に盛り込む方針だ。小野寺氏は面会後、記者団に「共生は大事だが、ルールを守ってもらう必要がある。違法外国人ゼロの取り組みを進める」と語った。


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