2025年6月6日 20:51 | 無料公開

女性として初めて日本将棋連盟会長となり、記者会見する清水市代女流七段(中央)=6日夜、東京都渋谷区の将棋会館
将棋棋士を目指す女性に新たな道が開かれた。日本将棋連盟は女流タイトル戦の最高峰、白玲戦を通算5期獲得すれば、棋士に編入する新制度を決めた。
新制度については女流棋戦のみの活躍で棋士になれることから、賛否両論があった。総会では棋士や四段以上の女流棋士が投票、過半数の支持を得て可決しており、女性初の棋士誕生に向けて大きな改革といえる。
棋士になるには、養成機関「奨励会」の最終関門で難関の三段リーグを突破するか、プロ編入試験の合格が条件だ。女流棋士の西山朋佳女流二冠と福間香奈女流六冠は既に棋士と変わらない実力を持つといわれている。その2人でさえチャレンジしたが、及ばなかった。