根本氏、大差で5選 野田市長選投票率は40・26%

 任期満了に伴う野田市長選は二十二日、投票が行われ、即日開票の結果、無所属現職の根本崇氏(62)が新人三人に大差を付けて五選を果たし、「ていねいに説明してきた政策が有権者に受け入れられた」などと喜びを語った。根本氏は、自民・公明両党推薦のほか、社民党支援、連合千葉の推薦を得て、持続可能な農業施策推進など政策を明示した選挙戦を展開。政党・団体の支援と併せて地元住民の支持も手堅くまとめ、他陣営の「多選批判」をかわした。投票率は40・26%で、過去最低だった前回の32・45%を大幅に上回った。当日有権者数は十二万四千七百五十八人。

 市長選では、無所属新人で前同市議の染谷司氏(61)が民主党推薦を得て根本氏に対抗。共産党新人で党市副委員長の渡辺勝男氏(62)、無所属新人で市民団体会長の立川邦夫氏(45)も支持拡大を訴えていた。

 根本氏は、「市長選は政策で争うもの」と位置付け、四期の実績と、五期目への政策をマニフェストとして明示。終盤戦には他陣営を意識するように、後期高齢者医療制度への市独自の助成制度創設も掲げ、新人三人を大きく突き放した。

野田市長選開票結果 =選管確定=
根本 崇 62 無現 29374
  染谷 司 61 無新 14301
  渡辺勝男 62 共新 3684
  立川邦夫 45 無新 2400

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