2010年12月14日 11:43 | 無料公開
任期満了に伴う大網白里町長選はきょう14日、告示される。現職の堀内慶三町長は引退を表明しており、これまでのところ、いずれも新人・無所属で会社役員の金坂昌典氏(42)、同町議の黒須俊隆氏(43)、同町議の中村正氏(63)、同町議の岡田憲二氏(63)の4氏が出馬する見通し。12日夜には同町保健文化センターで市民有志による立会演説会も行われ、19日の投開票に向けて4氏が火花を散らした。
立会演説会は同町長選予定候補者立ち会い演説会を成功させる実行委員会が主催。4氏は事前のくじ引き順(以下発言要旨は1回目の発言順)に10分間ずつ2回、医療問題や財政再建などを訴えた。
金坂氏は現在東金市と九十九里町が進めている東金九十九里医療センターについて「本町は離脱となっているが、住民の生命を守る観点から必要不可欠。応分の負担を含め、道筋をつくりたい」と訴えた。
岡田氏は「自主財源を増やすため、町発注工事は地元企業と契約する」と財政再建策を強調。県や国からの補助金確保へ「私は町議5期20年で培ったパイプを生かし自主財源の確保に努める」と力説した。
黒須氏は計画が白紙撤回されたベイシア物流センター問題について「私は小学校の隣に作るのは反対だった。文教地区にふさわしい土地計画をしていく。子育てしやすい住環境を守ることが大事」と述べた。
中村氏は「たばこ税の半分しか税収のない法人税を引き上げ町の活性化を図る。大網駅南口を再開発して駅前に子どもを預けられる社会的施設を造り、財源を確保したい」と町の歳入増加策を語った。