2010年11月30日 11:41 | 無料公開
「長谷川市長4期16年の財産を引き継ぎ、市民一人一人の声を聞いて元気で活力ある市をつくる」。28日の八街市長選で3新人を破り、初当選を果たした元市議で農業の北村新司氏(62)=無所属=は「市民に納得してもらえるまで行財政改革を進め、財政健全化に努める」と力強く抱負を述べた。
同市長選は、北村氏が「市政継続・発展」を示したのに対し、他3氏はそれぞれ「改革」を主張する構図に。北村氏は引退する長谷川健一市長や市議12人の支援を受け、他陣営に比べ圧倒的な組織戦を展開。「市政継続」を望む票を固め、次点に約4千票の大差をつけて勝利した。
今後の市政運営では、公約とした中学3年までの子ども医療助成制度の拡大、一人暮らしの高齢者訪問制度を挙げ「まずはこの2点を早期実現する」と強調。また、渋滞緩和のための右折ライン設置など道路整備事業に触れ「中長期計画を立てた上で、順次実施していきたい」と方針を語った。