北総線の公金支出問う 出直し白井市長選、あす告示

 北総線運賃値下げのための公金支出などをめぐり、議会と対立した前市長の失職に伴う出直し白井市長選はあす15日、告示される。公金支出に反対、賛成派の市議らがそれぞれ新人を擁立し、前職に挑む三つどもえの争いとなりそうだ。投開票は22日。

 同市長選に立候補を表明しているのは、前職の横山久雅子氏(60)、元市議で新人の柴田圭子氏(53)、元市職員で新人の伊沢史夫氏(55)=自民党推薦=の3人(出馬表明順)。

 横山氏は運賃値下げをめぐる対応などで議会の不信任決議を受け自動失職を選択。「信を問う」と再出馬する。

 柴田氏は先の市議選でトップ当選後、辞職。公金支出反対派の市議、市民団体中心の陣営で浮動票獲得を狙う。

 伊沢氏は4月末まで同市の市民経済部長を務めていた。「安定した行政運営」を前面に押し出し、浸透を図る。


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