習志野4強ならず

 第93回全国高校野球選手権大会第13日は18日、甲子園球場で準々決勝2試合が行われ、本県代表の習志野は日大三(西東京)に0-5で敗れ、36年ぶりのベスト4進出はならなかった。

 習志野は一回にスクイズ失敗で先制機を逃すと、二回に3失点。その後も六回まで毎回走者を出しながら得点できず、九回に長打で2点を失い力尽きた。先発した在原一稀は粘り強く7回1/3を投げたが、打線の援護がなかった。

 準決勝は19日、作新学院(栃木)-光星学院(青森)、日大三-関西(岡山)の組み合わせで行われる。

 ▽準々決勝(10時55分、37000人)

  1 2 3 4 5 6 7 8 9
日大三(西東京) 0 3 0 0 0 0 0 0 2 5 10
習志野(千葉) 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 4

(日)吉永-鈴木

(習)在原、木村光、大野、末松-皆川

 【評】習志野は打線がつながらず、日大三の吉永に4安打完封を喫した。1回にスクイズ失敗で先制機を逃すなど、6回まで毎回、得点圏に走者を進めたが、好機に見逃し三振が多く、消極的だった。先発の在原は走者を背負いながらも8回途中まで3失点と好投。左翼手の福山の美技など守備力の高さは証明した。日大三は2回に清水の2点中前打などで3点奪い、9回は連続二塁打で加点。吉永は自慢の直球で要所を抑えた。
 


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