2014年4月3日 12:26 | 無料公開
バスケットボール男子の国内トップリーグ・NBL「千葉ジェッツ」のホーム2連戦が3月29、30日、船橋アリーナに日立サンロッカーズ東京を迎えて行われた。ジェッツはプレーオフ進出を逃したものの、シーズン最終盤にきて戦力に厚み。フォワード・上江田(うえた)勇樹選手(26)の得点力が大幅アップし、新加入のガード・石井講祐(こうすけ)選手(26)の3点シュート(3P)もチームの新たな武器に。今季残り1カ月で8試合となったが、ポジション争いによりチーム内は活性化している。
試合は1戦目の29日に70-86で日立に敗れ、2戦目の30日は63-60で雪辱。日立との今季の対戦成績を3勝3敗で分けた。
敗れたものの1戦目に「ここ数試合はいいプレーを見せ、ステップアップしている」とレジー・ゲーリーヘッドコーチ(HC)が評価したのは、内でも外でも迷いなくシュートを放つ上江田選手。3Pは8本中5本成功させ、チーム最多の20点を挙げた。
上江田選手は2連戦後、けがで戦列を離れている小野龍猛(りゅうも)選手に触れ「龍猛の得点力を補うため、積極的にシュートを狙っている」とゴールに向かう意識を強調した。
一方、新加入ながら日立2連戦で先発出場し、期待値が高まるのは石井選手。前節の兵庫ストークス戦で3Pを6本決め、チーム最多の22点を挙げた。
日立2連戦でも多くの出場時間を得て、激しいディフェンスで貢献。得点こそ1戦目4点、2戦目6点だったが、美しいフォームから放つ3Pシュートでベンチと会場を沸かせた。
ゲーリーHCは「若いが落ち着いている。守備では賢く、3Pはチームの武器」と評価。石井選手は「もっとボールをもらってシュートを打てるように練習する」と飛躍を誓った。