2014年5月22日 12:16 | 無料公開
今シーズン全54試合を戦って、千葉ジェッツの総得点は3747点、総失点は4072点。1試合平均では69・4得点に対し、75・4点取られた計算だ。
▽12チーム中4位
シーズン直前、主将の佐藤博紀選手は取材に「ジェッツは堅く守り、素早い攻撃で得点を狙うチーム」と説明。レジー・ゲーリーヘッドコーチ(HC)も守備面を重視した。
ジェッツの戦績は東カンファレンス6位で終わったが、失点の少なさは全12チーム中、4番目。数字から、チームが当初目指した「堅守」は実現できたと言える。
一方、総得点は11位と低迷。攻撃力が課題として浮かび上がる。
▽来季へ明るい材料
ただ、シーズン後半には若手の台頭で得点力がアップ。シーズン当初の20連敗中に総得点は1300点(1試合平均65点)、総失点1575点(同78・8点)だったが、ラスト20試合は総得点1380点(同69点)、総失点1472点(同73・6点)と得点力の向上と、失点を抑える傾向が見られた。
しかも、ジェッツのポイントゲッターで、日本代表候補に選ばれた小野龍猛選手を、シーズン後半13試合で欠く中での数字。来季につながる明るい材料だ。
▽鍵となる外国人選手
攻撃面の補強で注目されるのは、外国人選手2枠。シーズンを通してアラン・ウィギンズ選手は活躍したが、もう1枠は短期間での加入・離脱を繰り返した。
そして、今季終了後、ジェッツは外国人2選手を契約満了と発表。得点源として期待される外国人選手の固定化も、来季のジェッツ得点力の鍵となる。