Ｊ１第２８節（６日・日立柏サッカー場ほか＝９試合）柏はジョルジワグネルの直接ＦＫで川崎を１－０で破り、６位に上がった。

　２位仙台がＧ大阪を２－１で下して勝ち点５１とし、横浜Ｍと無得点で引き分けた首位広島との勝ち点差を３に縮めた。浦和は最下位の札幌に１－２で敗れ、勝ち点４８で３位。清水は磐田との「静岡ダービー」を１－０で制し、同４４で４位に浮上した。磐田は同４２で５位。

◆エース不在で初勝利
　エースのレアンドロを右膝のけがで欠いた柏は、組織的な守備で川崎をシュート５本に抑えた。得意のＦＫで決勝点を挙げたジョルジワグネルは「チーム全体に動きがあったから、たくさんＦＫを得られた。得点よりも勝利がうれしい」と３試合ぶりの白星を喜んだ。

　昨季はレアンドロ不在の試合で４戦全勝だったが、今季は３試合目で初勝利。復帰まであと数週間かかる大黒柱に代わり、右ＭＦで先発した茨田は「レアンドロが苦手な守備を意識した」と献身的なプレーで勝利に貢献した。