Ｊリーグのシーズン幕開けを告げる富士ゼロックス・スーパーカップは２３日、東京・国立競技場で行われ、天皇杯全日本選手権覇者の柏は昨季Ｊ１王者の広島に０－１で敗れ、連覇を逃した。広島は５年ぶり２度目の優勝を果たし賞金３千万円、柏は２千万円を獲得した。

　柏は前半２９分、昨シーズンのＪ１最優秀選手で得点王にも輝いた広島・佐藤の鮮やかな左足ボレーシュートで先制され、その後の反撃も及ばなかった。Ｊ１は３月２日、Ｊ２は同３日に開幕。柏はアジア・チャンピオンズリーグ（ＡＣＬ）日程の都合で３日に開幕戦を行う。

◆仕上がりは良かった　柏・ネルシーニョ監督の話
　新しいシステムで臨んだ２度目の試合で、トータルの仕上がりは良かった。後半はチャンスが増えたが、点につながらなかった。

◆金昌洙、片りん示す
　柏に新加入した韓国代表の金昌洙が、持ち味である攻撃力の片りんをのぞかせた。