Ｊ１第８節（２８日・日立柏サッカー場ほか＝９試合）昨季王者の柏は北嶋の今季初ゴールで先制したが後半、鳥栖に追いつかれて１－１で引き分けた。首位の仙台は新潟を１－０で退けて３連勝、唯一無敗で勝ち点２２とした。

　広島は４－１で川崎に快勝。川崎は風間新監督の初戦を飾れなかった。浦和は名古屋に２－１で競り勝った。広島、浦和は勝ち点１６。

　清水はＦＣ東京を１－０で下して勝ち点１５。鹿島はＧ大阪に５－０で圧勝して３連勝。横浜Ｍは神戸を３－１と逆転して今季初勝利を挙げた。

◆稲田、Ｊ１デビュー
　２０１０年途中にＪ２熊本から加入したＧＫ稲田が柏で初出場し、Ｊ１デビューを飾った。正ＧＫの菅野が２６日の練習で打撲し、桐畑もけがで長期離脱中で、試合当日に急きょ起用を告げられた。

　「いつも準備していた。悪い緊張感はなかった」と２６歳。前半４１分には左に横跳びし、シュートを阻止し大きな歓声を浴びた。「反射的に体が動いた。日々の練習でやっていたことを出せた」と振り返った。