市川国分町に住む 井上ひさし(1)

 戯曲作家・小説家として人気の高い、井上ひさしが、市川市国分(こくぶん)町三丁目に転居したのは昭和四十二年(一九六七年)十月のこと。市郊外の下総国分寺そばに建ち並ぶ建売住宅の一つで、ひさしが三十二歳のと ・・・

【残り 637文字】



  • Xでポストする
  • LINEで送る