中谷順子選 【日報詩壇】

 魚の小骨
    茂原 吉川純子
それなりのシアワセで
充分なはずなのに
なんだか何かが違うのだ
なんだなんだ 何かが
ひっかかってるぞ
一年以上前に路線バスが
廃止 一本足のバス停は
来るはずのないバスを
今日も待ち続け
川辺に 今年も咲くはずの
桜並木は 全て伐採され ・・・

【残り 1332文字】



  • Xでポストする
  • LINEで送る