清水伶選 【日報俳壇】

花吹雪激しきときも音もたず 君津 泉水勝
 【評】掲句、桜吹雪のただ中に居て、桜吹雪は「激しきときも音もたず」という作者の感覚に感動がある。筆者も〈ことごとく無言歌なりし花の雨〉を先日発表したので、尚更同感である。「激しきときも」には実感が ・・・

【残り 1071文字】



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