増成栗人選 【日報俳壇】

図書館に森の匂ひのありて夏 多古 鈴木裕
 【評】市街地にあっても大学構内にあっても、図書館は周囲を木立に包まれた静謐さのあるところが多い。作者は一日この図書館の窓際の席に座し、木洩れ日の届く涼しさの中に、己が体から雄飛した一刻の自在感を森の匂いとして受け止めて ・・・

【残り 1175文字】



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