


館山市の鏡ケ浦通りで12日、「館山チアアップ・千葉県誕生150周年記念パレード」が行われた。パレードには、ミッキーマウスら東京ディズニーランド(TDL)の人気キャラクターも登場。沿道には同市の人口を超える約5万7千人が詰めかけ、同市誕生以降かつてないほどのにぎわいを見せた。
パレードは県誕生150周年を記念し実施。県とTDLの運営会社が1月に結んだ包括連携協定に基づき「東京ディズニーリゾート40周年スペシャルパレード」も参加した。
午後0時半からスタートし、県警音楽隊を先頭に同市立中学校や市内高校の合同吹奏楽部、チアダンスチーム、銚子はね太鼓保存会など約500人が北条海岸沿いの公道900メートルを行進。最後に鮮やかな衣装に身を包んだミッキーやミニーマウス、ドナルドダックらが登場し、手を振ったり踊ったりしながらパレードを華やかに締めくくった。
沿道は多くの家族連れや観光客で埋め尽くされ、建物の屋上やマンションのベランダからパレードを楽しむ人もいた。4歳と11歳の息子2人を連れて来た市原市の安藤美和さん(39)は「ヤシの木とミッキーが写ったいい写真が撮れた。一生の思い出になった」と笑顔。最前列で家族たちとパレードを見守った南房総市の女性(76)は「最初は雨だったのに、パレードが始まった途端に晴れてきた。やっぱりディズニーって素晴らしい」と満足そうに話した。
パレードのゴール地点に近い芝生広場では、恒例の「北条海岸BEACHマーケット」が開かれ、約100店舗の飲食店や雑貨店が出店しにぎわった。