「重大ないじめなかった」 第三者協設置し対策強化へ 中学生自殺で柏市教委報告

 柏市立富勢中学校の2年生の男子生徒(当時14)が今年2月に自殺した問題で、原因を調査していた同市教委は16日までに、「自殺につながる重大ないじめはなかった」と結論付け、生徒の両親に報告した。市教委はいじめ対策の強化に向け来春、警察署などから第三者が参加する連絡協議会を設置する。

 調査は今年10月、同校2、3年生の生徒を対象に、アンケートを通じて行われた。結果を見た両親の意見を基に生徒6人に対し、聞き取りによる追加調査を実施。これらの結果から、市教委は「身体的な重大ないじめは見つからず、いじめを原因とした自殺ではなかった」と判断した。市教委は今月6日、自殺した生徒の両親に結論を報告したという。


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