海のウマたち集まれ 「午年」ちなみ干支展 鴨川シーワールド

 鴨川シーワールドは、えとの「午(うま)」にちなんだ特別展「午年の生き物~海のウマたち~」を開催している。馬の名前の付く海の生き物計4種約50点が、同園エコ・アクアローム内の特設会場水槽などで見られる。31日まで。

 名前の頭にウマがつくウマヅラハギは、頭が長く馬の顔を連想させる体長30センチほどになるカワハギの仲間。北海道以南の沿岸域の大陸棚やその周辺に生息している。底生性の甲殻類やクラゲ、海藻などを食べる雑食性で、幼魚期は流れ藻や浮遊物について生活することがある。

 頭の形が馬に似ているタツノオトシゴの仲間は中国では「海馬(ハイマー)」、英語では「Sea Horse(シーホース)」と呼ばれる。クロウミウマは体長15センチ以上になるタツノオトシゴの仲間で、琉球列島以南のサンゴ礁などの浅海に生息し、小型の甲殻類や小魚を細長い口で吸い込んで食べる。

 バフンウニは殻径5センチほどの小型のウニで、トゲが短く、体の形が馬糞(ばふん)のよう。本州以南の磯でよく見られる。主食は海藻。

 日本語で「海馬」と書くと? 正解はトド。同園ロッキーワールド内「トドの海」で5頭が生活している。アシカの仲間では最も体が大きくなり、成長したオスは体長3メートル、体重1トンにもなる。日本海北部、オホーツク海、ベーリング海、北アメリカの太平洋沿岸に生息している。

 問い合わせは同園、電話04(7093)4803。


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