きょうから新車両 運行3市町のキャラ塗装 成田空港シャトルバス

 山武市と横芝光町、芝山町を通って成田空港と結ぶ「空港シャトルバス」が2台とも新車両に更新され、停留所の一つの同市蓮沼の道の駅「オライはすぬま」で24日、披露式が行われた。車体は3市町と空港のマスコットキャラクターの塗装。立ち乗りを可能にして最大乗車定員を増やした。きょう25日から使用する。

 同バスは、3市町で構成する「芝山鉄道延伸連絡協議会」が事業主体で、2001年4月から千葉交通への委託方式で運行開始。同鉄道の延伸の見通しが立っていないこともあり、事実上、延伸を代替する公共交通として機能している。横芝屋形海岸から空港第2ターミナルまで17カ所に停留し、ダイヤは午前5時台~午後10時台。一般の乗車料金は250~300円で、JR松尾駅や芝山鉄道芝山千代田駅の前にも止まる。

◆「立ち乗り」に対応
 同協議会事務局によると、年間利用者は約10万人。座席のみの観光バス仕様だった旧車両は乗客定員が45~50人だった。これに対し、路線バス仕様の新車両は座数が36に減るものの、新たに最大39人の立ち乗りに対応。車椅子用の乗降スロープや空港利用客向けの大型荷物収納スペースも設けた。

 新車両の更新費は約4600万円。披露式には3市町の首長や成田国際空港会社の幹部が出席し、各マスコットキャラも登場した。


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