長生地域の特産品紹介 「さすが市」にぎわう 一宮・玉前神社

 一宮町の玉前神社で29日、長生地域の特産品などを紹介する「上総国一宮さすが市」(千葉日報社など後援)が開かれた。今年の豊作を祈願する「御田植祭」も近くの水田で行われ、神社の境内や参道は多くの観光客らでにぎわっていた。

 さすが市は長生地域と周辺の特産物や工芸品を紹介、販売して地域活性化につなげようと、NPO法人「さすが一の宮」(志田延子理事長)が主催。毎年4月と10月に開催しており、13回目を迎えた。

 今回は水産品や農産物、長生楊枝(ようじ)などの特産品、県立一宮商業高校の生徒による野だてコーナーなど約60店が参道に並び、人気を集めていた。また、特設ステージではフラダンスやおはやし、大道芸が披露され、境内には歓声と拍手が起きていた。御田植祭は町役場近くの水田で行われ、「早乙女」による御田植神事や田舞が披露された。

 さすが一の宮の副理事長を務める室川正治さん(68)は「回数を重ねるごとに盛況になってきている。今後も多くのお客さんに来てもらえるように、出店内容を充実させていきたい」と話していた。


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