天然記念物の森で土砂崩れ 大雨が史跡にも爪痕 睦沢・妙楽寺 水道管破損で住職困窮 台風13号

妙楽寺の森で起きた土砂崩れの現場。うっそうとしていた樹木が倒れた=16日午後、睦沢町
妙楽寺の森で起きた土砂崩れの現場。うっそうとしていた樹木が倒れた=16日午後、睦沢町
長柄横穴群では見学路ののり面が崩れた=15日午前、長柄町
長柄横穴群では見学路ののり面が崩れた=15日午前、長柄町

 台風13号に伴う大雨で、睦沢町の古刹(こさつ)、妙楽寺の周囲に広がる千葉県指定天然記念物「妙楽寺の森」が土砂崩れで被災し、貴重な樹木がなぎ倒された。寺の水道管も破損し、住職らは仮設の給水タンクの水が頼りに。参道の一部も通行できないまま。記録的な大雨は、県内の自然遺産や史跡、文化財関連施設にも被害を及ぼしている。

 妙楽寺は標高約80メートルの丘陵地にあり、平安時代の創建 ・・・

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