2023年12月25日 05:00 | 有料記事
厚生労働省の国立社会保障・人口問題研究所は、2020年から30年後の50年までの地域別の推計人口を公表した。千葉県は628万4千人から約59万人減り、569万人となる見込み。市区町村別で人口が増えるのは5市区で、多くが減少。4市町が半減以上となる。全国では、東京都を除く46道府県で減少し、うち秋田、青森など11県は30%以上のマイナス。市区町村の約2割は住民が半数未満に落ち込む。全国の総人口は17%減の1億468万6千人となる。
同研究所は23年4月、20年の国勢調査などから70年までの全国の推計人口を発表。今回は50年までについて、都道府県別と市区町村別のデータを試算した。
千葉県は40年に600万人を割り込んで約595万人となり、45年は582万人。20年人口を100とした場合の50年人口を示す指数は90・5。
県内の市区町村別では、つくばエクスプレス沿線の開発が進み、子育て支援にも力を入れている流山市(指数120・9)、同じく子育て支援に注力し、企業誘致が活発な印西市(同116・8)の増加幅の大きさが目立つ。柏市(同102・1)、船橋市(同101・4)、千葉市中央区(同101・0)も増える。
減少が目立つのは鋸南町(同44・2)、長南町(同44・3)、銚子市(同49・2)などで、計4市町が半数を割り ・・・
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