2014年2月28日 10:50 | 無料公開
千葉県警サイバー犯罪対策課と松戸署は27日、顧客のスマートフォンを使いソーシャルゲームに使う仮想通貨をだまし取ったとして、不正アクセス禁止法違反と電子計算機使用詐欺の疑いで松戸市日暮1、元携帯電話販売員の男(27)を逮捕した。
同課によると、男は犯行時、同市内の大型家電量販店の携帯電話売り場で派遣社員として働いており、機種変更手続きを終えた顧客のスマホから、自分のIDで同ゲームにログイン。仮想通貨を顧客名義で購入していた。
逮捕容疑は昨年3月3日、同量販店内で、同市内の女性のスマホから携帯電話会社のサーバーに不正アクセスした上、6300円相当の仮想通貨を購入した疑い。男は同手続きの書類を見て、スマホのパスワードなどを入手していた。
男は容疑を認め、「ゲームのレアなキャラを手に入れるため仮想通貨が必要だった。この程度の額なら(顧客に)気付かれないと思った」と供述している。同課は、同時期に同じ手口で数万円分の仮想通貨を入手していたとみて詳しく調べている。
同年4月、女性が不審な請求に気付き、女性の夫が県警に相談していた。