米、性の矯正治療で1兆円損失 LGBTQなどにうつ病招く

米ニューヨークで開かれた性的少数者のイベント=2018年(ロイター=共同)

 【ワシントン共同】米国でLGBTQなどの性的少数者に行われる性的指向や性自認の矯正治療によって、年間92億ドル(約1兆円)の経済的損失が発生するとの推計が10日分かった。米医師会誌で研究者らが発表した。直接的な医療費に加え、矯正治療がうつ病や薬物乱用を誘発し、間接的な治療でさらに85億8千万ドルかかるという。

 欧米ではLGBTQが医療を受けられる機会は重要とされる一方、性的少数者を依存症患者のように捉えて心理療法や宗教的な対話、電気ショック療法などを施す転向治療が問題視されている。

 研究者らは論文で、人道的な観点に加え、経済的にも不合理だと指摘した。


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