首相、コメ価格「進退直結せず」 3千円台にならねば責任、発言で

インタビューに答える石破首相

 石破茂首相は23日、官邸で共同通信のインタビューに応じ、コメ価格が5キロ当たり3千円台に下がらなかった場合は責任を取るとした自身の党首討論での発言に関し、進退には直結しないとの認識を示した。「それはつながらない」と述べ、説明責任の意味だとした。野党が内閣不信任決議案を提出した場合の衆院解散については言及を避けた。「国政が直面する課題に一日一日、答えを出していく」と語った。

 首相は、コメ価格に関し「なぜ下がらないのか。専門家の間でも見解が分かれている。下がった後のコメ政策のあるべき姿まで含め、説明する責任がある」と強調。生産者も消費者も納得できる価格を目指す道筋をつくることが「政府の責任だ」と位置付けた。

 首相は21日の党首討論で、国民民主党の玉木雄一郎代表から「3千円台に下がらなければ首相として責任を取るか」と問われ「責任を取っていかねばならないと思っている」と答えていた。


  • Xでポストする
  • LINEで送る