片桐氏が初当選 鴨川市長選

 任期満了に伴う鴨川市長選は一日、投票が行われ、即日開票の結果、旧天津小湊町長で僧侶の片桐有而氏(61)=無所属、自民、公明推薦=が前市議で会社役員の須田厚氏(49)=無所属=と、会社役員の宇山光弘氏(52)=無所属=の二氏を破り、初当選を果たした。

 「当選」の報を内浦の鴨川ホテル三日月で受けた片桐氏は「市民一人一人の言葉を大切に、元気で明るい鴨川市の構築のために全力を尽くしたい」と話し、集まった支持者らと万歳三唱、新市長誕生の喜びを分かち合った。

 片桐氏は一月に「合併を進めた本多市長のパートナーとして新市まちづくりを推進する」と立候補の意思を表明。現市長や地元県議らの応援を受けて態勢を固め支持を広げた。

 須田氏は連合千葉の推薦を受けて、合併新市誕生の際に発表されたまちづくり計画の再評価とソフト事業への転換を掲げ、支持を求めた。宇山氏は学校統合や大学用地無償譲渡など具体的事業を挙げて反対を唱え、熱意を訴えたがともに及ばなかった。

 投票率は59・36%で、十九年前の73・17%を大幅に下回った。当日有権者数は三万五百二十人(男一万四千三百九十四人人、女一万六千百二十六)。

鴨川市長選開票結果 =選管確定=
片桐有而 61 無新 9493
  須田 厚 49 無新 7477
  宇山光弘 52 無新 884

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