【千葉魂】「鼓動を一つにして戦う」 大リーグで感じた団結力 千葉ロッテ(第445回)

吉井理人監督
吉井理人監督

 マリーンズは10月10日、空路、北の大地に向かった。あの暑かった夏はいつの間にか秋になっていた。そして北海道では冬の訪れを感じる季節が始まっていた。

 143試合の長丁場を戦い抜いたチームは3位でシーズンを終えた。もちろん、それは思い描いていた理想の場所ではない。首位とは18・5ゲーム差。途方もない差を見せつけられた悔しい戦いの日々だった。それでも歯を食いしばり、心を折らずに視線を真っすぐに前へと保ち、最後まで諦めず、自分たちを信じ、魂を削りながら戦い抜いた。そして今、次なるステージを迎える。エスコンフィールド北海道で行われるクライマックスシリーズ(CS)ファーストステージである。

 ポストシーズンといえば、吉井理人監督には現役時代、メジ ・・・

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